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浅間山古墳

予約投稿です。

浅間山古墳(龍角寺111号墳)は千葉県栄町に所在します。龍角寺古墳群を代表する前方後円墳です。

龍角寺古墳群は、これまで何度か訪れましたが時間が足りないか、場所がわからずで、今回やっと訪問することができました(2017年11月撮影)。

道路の下のトンネルを抜けて行きます。本当にこの先に古墳があるのか少し不安です。
浅間山古墳往路
浅間山古墳往路

ありました。やっとたどり着けることができました。後円部には階段が設けられています。全長は約78mを測ります。この古墳は当初、龍角寺古墳群成立期の前方後円墳と考えられてきましたが、平成年間の発掘調査により、古墳群最後の前方後円墳と改められるようになりました。浅間山古墳築造後、首長墓は前方後円墳から前回ご紹介した方墳である岩屋古墳へと変遷するようです。
浅間山古墳
浅間山古墳

墳頂には浅間社が祀られています。社が祀られている小高い墳丘は後に盛土されたもののようです。
浅間山古墳後円部上段
浅間山古墳墳頂

墳丘は自然地形を巧みに利用して構築されているようです。
浅間山古墳後円部より
浅間山古墳前方部より

墳丘には段築が確認されています。古墳群とはやや離れており、ここまでくると、さすがに訪れる人もありませんでした。
浅間山古墳段築
浅間山古墳後円部側より
浅間山古墳前方部端部

埋葬施設は発掘調査により、後円部に横穴式石室が確認されています。石材はこれまでご紹介した貝化石の切石によるものではなく、筑波山周辺の片岩というものによって構築されています。金銅製冠飾、銀製冠や花形飾り金具のほか、金装飾り弓、太刀などの武器類、馬具など大量の金属製品が出土しています。また、漆片や鉄釘も出土しており、漆塗りの木棺が置かれていたものと推測されています。このほかに箱式石棺もあり、複数の方々が埋葬されたものと思われます。

この古墳の不思議なことは、玄室内に石棺が納められていたにも関わらず内部は空洞で、石室内から出土した副葬品ももともとの位置とは考えられず、平安時代に石室内に人が侵入する以前に、意図的に埋め戻されており、埋葬後に何らかの理由によって副葬品が動かされた可能性が高いことです。

浅間山古墳に仮埋葬されたのちに、二つの石室が計画的に構築された岩屋古墳に再埋葬されたとか、被葬者が中央から派遣された方で、のちに出自の地に埋葬されたとか推理は拡がります(あくまでも私見です)。前者ですと墳形が変化することになります。


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