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岩屋古墳

予約投稿です。

岩屋古墳(龍角寺105号墳)は千葉県栄町に所在します。みそ岩屋古墳とともに龍角寺古墳群に含まれ、浅間山古墳などとともに古墳群を代表する古墳です。

岩屋古墳は一辺約78m、高さ約13.2mを測る大方墳で、全国的に見ても最大級の大きさです(国指定史跡)。私が若い頃は、古墳に近寄ることすらできませんでした。近年整備がなされ、発掘調査も行われています。

道路側から少し奥に入ると、大きな墳丘が見えてきます。墳丘は三段築成です。墳裾が直線的に延びており、墳形が方墳であることがよくわかります(2017年11月撮影)。
岩屋古墳
岩屋古墳遠景
岩屋古墳墳丘
岩屋古墳墳丘
岩屋古墳墳丘

台地端部に築造され、周囲に周溝と周堤(土塁)の一部を確認することができます。
岩屋古墳周溝

埋葬施設は並列する2基の横穴式石室が確認されています。左側が西石室、右側が東石室です。
岩屋古墳石室開口部

近年、発掘調査が行われ、石室前から搬入路あるいは墓道などとしての人工的な地形の改変が確認されています。
岩屋古墳通路より石室開口部

西石室は現状では玄室のみ確認できます。全長約5m、幅約1.7m、高さ約2.5mを測ります。
岩屋古墳西石室
岩屋古墳西石室開口部

奥壁には間仕切り状の石が立てられ、棺を置く空間を作り出しています。
岩屋古墳西石室

東石室です。こちらは崩落しているために見学することはできません。玄室約7m、幅約2m、高さ3.5mを測ります。発掘調査により、羨道と墓前祭祀を行う前庭部の一部が確認されたそうです。いずれの石室も古くから開口していたので残念なことに、副葬品等は知られていません。
岩屋古墳東石室開口部

以下は、発掘調査が行われる以前に訪れた際、撮影したものです(2007年5月撮影)。
岩屋古墳石室開口部
岩屋古墳西石室開口部
岩屋古墳西石室
岩屋古墳西石室石棺

東石室です。いずれの石室も入口前にあった天井石と思われる石材が、現在は保存のためか移動されたようです。
岩屋古墳東石室

岩屋古墳が築造された当時は中央でもこれほどの規模の古墳は築造されなくなっています。また、並列する石室の存在は事前に計画的な造墓が行われていたことが推察されます。

石室の構築法や使用された石材が印西市上宿古墳、栄町上福田岩屋古墳、みそ岩屋古墳と同じで、墳形も上宿古墳の不明を除くと方墳となり、石室を構築するにあたり、今で言うところの石屋さん達の存在が見え隠れしています。おそらくは埋葬された方々も何か関係があったものと思われます。
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